WWDC25現地参加レポート

WWDC25現地参加レポート

はじめに

技術戦略部の@ikkouです。XRとキーボードが好きで、特にVision ProとHHKB Studioの組み合わせが大好きです。現地時刻で2025年6月8日〜10日に対面形式で開催されたWWDC25のSpecial Eventに現地参加してきました。何名かの方に「何回も参加していそう」と言われましたが、初めての現地参加でした!

本記事では、現地参加ならではのイベントや当日発表された内容について、私の視点から速報としてお伝えします。

WWDCとSpecial Event

WWDC(Worldwide Developers Conference)は、Appleが毎年開催する 開発者向け のカンファレンスです。Keynote、Platforms State of the Union、そして数多くのセッションやラボが行われ、Appleの最新技術や開発ツールについて学べます。WWDCは、Appleの最新技術を学び、他の開発者と交流する重要な機会です。今年のWWDC25は6月9日〜13日にオンラインで開催されました。

私が現地参加したSpecial EventはこのWWDC25の一部を構成する 招待制 のイベントです。セッションだけであればオンラインでも事足りますが、例えばオンラインのラボと異なりIn-person LabsではAppleの方から直接フィードバックを受けられます。また、6月10日に開催されたSpecial Sessionも現地参加者のみが参加できるイベントです。

Schedule

Date Pacific Time Content Venue
Day 0 (June 8) 3 p.m. Welcome reception Infinite Loop
Day 1 (June 9) 8 a.m. Check-in Apple Park
10 a.m. Keynote Apple Park
12 p.m. Download station open Apple Park
12 p.m. Lunch Apple Park
1 p.m. Platforms State of the Union Apple Park
2 p.m. In-person labs Apple Park
4-5:30 p.m. Reception in the inner ring Apple Park
Day 2 (June 10) 10 a.m. Activities at the Developer Center (Morning Session) Apple Developer Center Cupertino

事前準備

WWDC25 Special Eventの本編が気になる方はDay 0のパートから読み進めてください。ここでは、現地に赴く前の事前準備についてお伝えします。

セミナー・カンファレンス参加支援制度

4月5日の深夜に当選メールが届き、WWDC25のSpecial Eventに参加することが決まりました。この時点で渡航日まで2か月程度しかありませんでした。

ZOZOでは福利厚生の一環として「セミナー・カンファレンス参加支援制度」が用意されています。国内の技術カンファレンスはもちろん、WWDCのような海外カンファレンスに参加する際は、事前に申請することで参加費や渡航費はもちろん、宿泊費に現地での交通費などの諸経費を会社が負担してくれます。

私は例年、年始に本制度を利用してCESに参加しているので、今回は本制度を利用した半年ぶりの海外出張でした。単独での海外出張は一定の経験があったので、まずは手早く航空券と宿泊先などを手配しました。

航空券と宿泊先の手配

会場最寄りの空港はサンノゼ国際空港(SJC)ですが、今回は乗継便の関係でサンフランシスコ国際空港(SFO)を利用しました。フライト中はApple Musicで公開されているWWDC25のプレイリストを聴きながら、WWDC25への気持ちを高めていました。

music.apple.com

SFOから最初の目的地であるInfinite Loopまでの移動は、安価に済ませるならBARTとCaltrain、そしてVTAバスなどの公共交通機関の組み合わせですが、ドア・トゥ・ドアで2時間前後かかります。対してUberを利用すればコストは4倍前後になりますが、30分程度で到着します。今回は“コスパ”より“タイパ”を優先してUberを利用しました。

宿泊先はInfinite Loopから徒歩圏内のわりにコスパの良いCupertino Hotelにしました。このホテルには他にもWWDC25の参加者が多く宿泊しており、朝食会場やエントランスで車を待っている間などに他の参加者と自然に会話が生まれました。WWDC25の参加者同士での交流は、現地参加の大きな魅力のひとつです。

Wallet passの登録

会期が近づくとWallet passがメールで届きます。WWDC24でも発生していたようですが、当初、iPhoneの言語設定が「日本語」のままだとWallet passが正常に表示されない 事象が発生していました。言語設定を「英語」に変更してから改めて登録を試みたところ、無事にWallet passが表示されました。このWallet passは、会場でのチェックインに利用します。

通信環境と検証用デバイス

私はiPhone 3G以前からのソフトバンクユーザーです。ソフトバンクには通話とデータ通信がアメリカで使い放題の「アメリカ放題」というサービスがあり、これを利用すれば現地での通信環境は概ね賄えます。さらにバックアップとしてAiraloのeSIMを普段遣いのiPhoneにセットして臨みました。

例年、WWDCの期間中に新しいOSが発表され、すぐに開発者のみがインストールできる Developer Preview が公開されます。ここで勢いよく普段遣いのiPhoneをアップデートしてしまうと不測の事態が起きたときに困るので、現地での検証用に予備のiPhoneも持参しています。

同様にVision Proも持ち込んでいますが、さすがにこれは検証用の予備機まで用意できません。visionOS 2の登場時にはアップデートに失敗して Developer Strap に助けられた苦い思い出があります。今回は何も起きないように祈りながら現地に持ち込みました。

Day 0 (June 8)

Day 0はSFOに到着後、後述するWWDC25関連イベントを3件こなしてから、Infinite Loopで開催されたWelcome receptionに参加しました。

Welcome reception

Welcome Receptionは前日チェックインを兼ねたイベントで、昨年に引き続き今年もAppleの旧本社であるInfinite Loopで開催されました。翌日のメインイベントに早くから並ぶためには、このタイミングでバッジを受け取っておく必要があります。

Appleの方がInfinite Loopの前で記念写真を撮ってくれます。

私は開始時刻の15時少し前にInfinite Loopへたどり着きました。会場には既に多くの参加者が集まっていて、バッジを受け取るための行列ができていました。セキュリティチェックも厳しく、会場内に入れたのは16時過ぎでした。手ぶらでの参加者は、セキュリティチェックに時間がかからないため、行列をパスできます。特にDay 0は大きな荷物を必要とすることはそう多くないので、手ぶらでの参加を強くおすすめします。

個人のADPで当選しているのでZOZO, Inc.の表記がないバッジ。

セキュリティチェックを終えるとテンションの高いAppleの皆さんが出迎えてくれます。自然と自分のテンションも高まります。恥ずかしがらずにハイタッチしていきましょう。ここで期間中に携帯するバッジとノベルティを受け取ります。

バッジとノベルティを受け取るエントランス。

WWDC25のノベルティはトートバッグ・水筒・ストラップ・WWDC25のピンバッジセットでした。

会場に入った後の過ごし方は自由です。定番とも言えるWWDC25のモニュメント前で写真を撮るのはもちろん、どこから来たかピンを挿したり、会場内に用意されていたコーンホールゲームで遊んだりしている方もいました。

お約束のWWDC25モニュメント前での記念撮影。

どこから来たかを示すピンを指すボード(まだ入場していない方も一定数いる16:45時点)。

また、会場内では食べ物と飲み物が無限に提供されていて、食べたり飲んだりしながら参加者同士で楽しく会話するなど、思い思いに過ごしていました。

ハンバーガー系のものの他、唐揚げや小さなまぐろ丼などが用意されていました。

一度ID Checkすればアルコールを含めて飲み物は自由に飲めました。

なぜか寒くなった頃合いでソフトクリームを食べてしまいました。

Apple Design Awards

Welcome receptionと同じ会場内で2025年の『Apple Design Awards』の受賞作品によるブースが設けられていました。受賞者が授与されるトロフィーのサンプルも展示されていて、そのずっしり重い感触に思わず感動しました。

全6カテゴリーごとに受賞作品のブースが設けられていました。

Apple Design Awardsのトロフィーのサンプル。

クローズする7 p.m.も近づいた頃、今年の『Swift Student Challenge』で日本人として唯一の優秀受賞者である濱本 太輝さんにお会いできました。濱本さんのことは受賞の記事を見て出発前から気になっていたので、直接お話しできてとても嬉しかったです。Hanafuda Tactics のVision Pro対応を楽しみにしています!

濱本 太輝さんと記念撮影 Photo by @toyochangさん。

こうしてDay 0は無事に終了しました。翌日からのメインイベントに備えて早めに休みましょう。

Day 1 (6/9)

developer.apple.com

Day 1はWWDC25のメインイベントである KeynotePlatforms State of the Union、そして In-person labs などが催されました。

会場はApple Parkですが、入場前の待機列はApple Park Visitor Centerの裏手に形成されます。この待機列へ並ぶところからイベントは始まっているといっても過言ではありません。開場時間は8 a.m.ですが、私はLINEヤフーの参加者らとともに6 a.m.頃から並び始めました。最前列の方は明るくなる前から並んでいたそうです。日が射し込む前の時間帯は肌寒いので、絶対に薄手の上着を持参することをおすすめします。

開場を待っているとApple Park Visitor Centerに併設されているCaffè Macsのドーナツやコーヒーが提供されました。これがとても美味しくて、思わずおかわりしてしまいました。

Caffè Macsのドーナツやコーヒー。

定刻が近づくに連れ、Appleの方も『ダブ! ダブ! ディーシー!』コールを繰り返し大いに盛り上げてくれます。たまに“野良”の掛け声も混ざっていました。定刻直前の様子がTim Cook氏のX(旧Twitter)に投稿されていました。実は開始3〜4秒に映り込んでいます。

そしていよいよ定刻の8 a.m.を過ぎたところで列が動き始めました。最初のゲートでバッジをスキャンし、次のゲートでセキュリティチェックを受けます。セキュリティチェックはDay 0同様に厳重です。会場内ですぐに検証したいことを考えるとさすがに手ぶらでの参加は難しいので、荷物はできるだけ少なくしておくことをおすすめします。それでも並ぶレーンによっては時間がかかるので運次第という側面も否めませんでした。

結果として私は前方2列目の上手寄りの座席を確保できました。昨年、前方の座席はEnterprise Guest向けに確保されていたので、今年は端の方とはいえ前方の座席を確保できたのは幸運だったと言えるかもしれません。ただし、この上手側、屋根はあるものの斜めに射し込む陽射しが非常に強く、Keynote中は暑さとの戦いでした。来年以降にこのエリアを狙う方は、日焼け止めを塗っておくことを強くおすすめします。

前から2列目の上手寄りの座席から見たステージの様子。

座席を確保後、Keynoteが始まるまでの時間でLINEヤフーの方々らと一緒に朝食を楽しみました。座席を離れる際は念のためにAirTagなどのトラッカーを入れておくと安心できます

同時刻に日本ではZOZOのiOSエンジニアも登壇した『Extended Tokyo - WWDC 2025』が開催されていて、生中継が行われていました。

Keynote

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定刻を迎え、昨年同様にCEOのTim Cook氏とSenior Vice PresidentのCraig Federighi氏が壇上に登場し、短い時間ですがトークしました。この様子もアーカイブには残らない現地ならではの体験です。その後、Keynote本編のビデオが会場内のスクリーンで再生されました。

CEOのTim Cook氏とSenior Vice PresidentのCraig Federighi氏。

Liquid Glass

今回のWWDCではOSバージョンを西暦にあわせたiOS 26などにするといった大胆な変更がありました。しかし、一番の目玉であり、ユーザーと開発者の双方にとって大きな変化となるのは Liquid Glass の発表ではないでしょうか。

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大胆かつ大きな変化ですが、XR屋の私としてはvisionOSの系譜が他OSに波及したと考えています。そのvisionOSにも様々なアップデートが加えられ、空間コンピューティングの発展に大きく寄与することが期待されます。

Apple Intelligence

昨年のWWDC24で発表された Apple Intelligence も進化し、いよいよXcodeにChatGPTが統合されました。これも会場を沸かせたトピックのひとつです。KeynoteではChatGPTとの統合を推していましたが、例えば Claude Sonnet 4など自身でモデルを選択できます

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Download station

KeynoteとPlatforms State of the Unionの間の約90分間はランチタイムとなり、同時に会場内のDownload stationがオープンしました。Download stationには電源と有線LANが用意されています。会場内には高速なWi-Fiも飛んでいるので、手早くランチを済ませ、iPhoneとVision Proのアップデートを試みました(少なくともこの記事を書いている時点で大きな問題は発生していません)。

Download stationは会場内に複数用意されていました。

ここでひとつトラブルがあり、せっかく持参した検証用のiPhoneをホテルに置いてきてことに気づきました。もしも特定のアプリが動作しなくなった場合、特にUberやLyft、航空会社のアプリで不測の事態が発生すると道中が厳しいものになります。しかし、いざとなれば検証用のiPhoneに必要なものをインストールすれば済むので、潔く普段使いのiPhoneにiOS 26をインストールすることになりました。

visionOSに強い関心を寄せる同好の士も合流し、3人でVision Proを装着しながらアップデートを待ち、そのまま次のPlatforms State of the Unionへと向かいました。

余談ですが、私のVision Proに着けているオレンジ色のカバーはdbrandのApertureです。会場内でも気になった方が多いのか、写真を撮らせてくださいと声を掛けられることが何度かありました。

Platforms State of the Union

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Keynoteを見ていた前方の座席は引き続き強い陽射しに照らされていたため、Platforms State of the Unionは建物内に移動しました。iOS 26、visionOS 26ともにアップデートが済んでいたので、その変化をより具体的に想像しながら視聴しました。

Platforms State of the Unionの様子。

In-person labs

Keynote、Platforms State of the UnionともにApple DeveloperまたはYouTubeでアーカイブを視聴できます。視聴するだけであれば、特に現地参加する必要はありません。いわゆる“実況”を楽しむにもオンライン参加の方に利があります。しかし、Appleの方と対面で会話できる In-person labs は現地参加ならではの特権であり醍醐味です。

このIn-person labsはDay 2に用意されているOne-on-one labsやgroup labと異なり、原則として事前予約が不要です(Design & AX DesignとApp Store Distribution & Servicesの2つのみ必要)。気になるカテゴリーのエリアに行き、その場で声をかけて各分野のスペシャリストと会話できます。

In-person labsのカテゴリーごとの配置図。

私はSpatial ComputingとSafari & Webのブースに立ち寄り、Appleが考える空間コンピューティングやWebXRの将来についての会話を楽しみました。

Spatial Computingラボの様子。

Reception in the inner ring

In-person labsでの会話を楽しんだ後はApple Parkのリング内を巡る Reception in the inner ring を楽しみました。

KeynoteでCraig Federighi氏が乗っていたF1カー。

有名な虹のアーチ。

本物と見間違えるような“人工池”にも行きたかったのですが、虹のアーチを含めて一定時間が経過した後に封鎖されてしまったのは残念でした。また、Apple Parkの全体を見渡せる2F、3Fにも行けませんでした。それでも、飲み物と食べ物を片手にApple Parkの美しい景色を楽しみながら、参加者同士で会話を十分に楽しめました。既にiOS 26にアップデートしていたこともあり、実際の画面を見ながらの会話もできました。

Day 2 (June 10)

developer.apple.com

Special Eventの最終日となるDay 2はApple Developer Center Cupertinoで開発者向けのDeveloper activitiesが開催されました。

Morning・Afternoon・Eveningの3つの時間帯から選択して事前に予約するのですが、私はその予約に出遅れて気付いたときには既にすべての枠が埋まっていました。そのため、空き状況に応じて先着順で利用できる Overflow seating の待機列に小一時間ほど並んでMorning Session枠に参加しました。

例年は並べばステージのある特別なホールに入れましたが、今年は例年よりも人数が多かったのか、Overflow seatingとして案内されたのは60人程度が入れる程度の会議室でした。また、Overflow seatingも並んでいた人が全員入場できたわけではなく、一定のところで打ち切りになり、残念ながら参加できなかった人もいました。来年以降の傾向と対策として、事前予約は必須として、もしも逃した場合は1時間以上前から並ぶ覚悟で臨むことをおすすめします。

Developer activities (Morning session)

KeynoteやState of the Unionと異なり、Developer activitiesの内容は公開されません。新たに発表されたLiquid Glassを中心として、その特長や具体的な活用方法について、ライブデモを交えながらAppleの方が入れ替わり立ち替わりで解説してくれました。

Developer activitiesのステージ。

Overflow seatingのライブビューイングルームは“ライブ感”を味わうには物足りなさがありましたが、コードを伴うライブデモは非常に見やすく、これはこれで「あり」でした。

Overflow seatingのライブビューイングルーム。

終了後には、会場内に用意されたランチをつまみながら、Appleの方や参加者同士で楽しく交流しました。

Developer activities終了後に提供されたランチ。

これを以て私のWWDC25 Special Eventは終了しました。Special Eventが終わってもWWDCは続きます。引き続き関連セッションを眺め、手元で動かす日々が始まります!


現地でのアクティビティ

WWDCの開催中・開催後に世界各国の開発者コミュニティがWWDCに関連するイベントを開催します。これらのイベントの多くはWWDC25の公式ページでも紹介されています。私は滞在中の3日間で次のイベントに参加しました。

特に印象に残ったものを紹介します。

Run & Walk with Ctrl+Alt+Run - WWDC Edition

Day 0の8 a.m.からCtrl+Alt+Run(@ctrlaltrunph)が主催する「Run & Walk」イベントに参加しました。Day 0は3 p.m.スタートなので、朝の時間を有効活用しようと思い事前に申し込んでいました。

Run組もWalk組も同じコースを巡りました。

Apple Park Visitor Centerに集合し、簡単な自己紹介の後、Run組とWalk組に分かれ、およそ4kmの道のりを進みました。私は同日の7 a.m.にSFOへ到着したばかりで、一定の疲れもあることを想定してWalkを選んでいました。しかし、かなりゆっくりとしたペースで走っているチームもあったので、Runに参加してもよかったかもしれません(走れる靴を履いてきていました!)。

ゴール後に提供されたミネラルウォーター。

気持ちよく歩いてゴールした後、ミネラルウォーターが配られ、参加者同士でWWDC25への期待を語り合いました。

WWDC25 Vision Pro Community Meetup

Run & Walkの後はCtrl+Alt+Runの主催者による別のイベント「WWDC25 Vision Pro Community Meetup」にそのまま参加しました。半分くらいはRun & Walkからの参加者でしたが、このMeetupのために参加した方も一定数いました。

仲良くなった4人で記念撮影。

その場で意気投合して仲良くなった方々とVision ProやRay-Ban Meta AI Glassesなどの話に花を咲かせました。そして偶然にも私の隣にいる男性は、4月に審査員として参加したハッカソンイベント『VisionDevCamp Tokyo』の参加者ということが判明し、とても驚きました。こういった出会いもリアルイベントの醍醐味です。最後に4人で写真を撮って解散しました。

A Vision Pro Spatial Art Experience for WWDC25 Flatland: Mixed Reality Dreams

Day 0の入場間際にVision Proを使ったアート体験イベント「A Vision Pro Spatial Art Experience for WWDC25 Flatland: Mixed Reality Dreams」に参加しました。

来場者のサインが加えられたボード

会場はApple Park Visitor CenterからUberで5分程度のところにある一軒家で、Airbnbで探して借りたそうです。

写真に写っていないものも含めて全7台のVision Proで臨んでいました。

このイベントはApp StoreにもリリースされているILLUSION TechのVision Pro向けアプリ『Story: Spatial Storytelling』を利用して制作されたもので、私はとても楽しめました。

SpatialComputing Meetup @ WWDC25

主催者のZac(@greenlig)氏を交えて記念撮影。

Day 1のReception後に少し離れた場所のPUBで催された『SpatialComputing Meetup @ WWDC25』に参加しました。フリードリンクで入退場自由のイベントで、Vision Proに興味を持つ方々が集まり、自由に会話を楽しみました。


さいごに

本記事はDay 2終了後にホテルでHHKBを接続したVision ProのMac仮想ディスプレイで執筆しています。私はこの後、AWE USA 2025に参加するため早朝のフライトでロサンゼルスのロングビーチに向かいます。Android XRなどの情報が期待されるAWE USA 2025の様子は、後日別の記事でお伝えします。

また、後日、WWDC25にオンライン参加しているiOSエンジニアチームによる、セッションや参加したラボで得た知見などを紹介するレポート記事を公開予定です。

現場からは以上です!


WWDC25関連イベントのお知らせ

WWDC25の開催にあわせて、様々なRecapイベントや報告会が予定されています。そのいくつかに登壇します。

WWDC25 Recap for Spatial Computing

6月16日にTOKYO NODE LABで開催される「WWDC25 Recap for Spatial Computing」に登壇します。

WWDC25で発表された空間コンピューティング関連の情報に特化して、空間コンピューティングに一家言ある3名がパネルディスカッション形式で今後の可能性について深掘りしていきます。

WWDC25 報告会 at LINEヤフー, ZOZO

6月19日に、LINEヤフーとZOZOのエンジニアが、それぞれが興味のある分野について、新しく発表された技術や得た知見、情報などを共有する「WWDC25 報告会 at LINEヤフー, ZOZO」を開催します。

ZOZOからは3名のiOSエンジニアがLT Sessionに登壇します。また、私はパネルディスカッションのパネラーのひとりとして参加します。ご興味のある方はぜひご参加ください。

LODGE XR Talk Vol.28 / WWDC25 & AWE USA 2025 Report

6月25日にLODGEで開催される「LODGE XR Talk Vol.28 / WWDC25 & AWE USA 2025 Report」に登壇します。

LODGE XR TalkはLINEヤフーの方と共同で毎月開催しているXR領域に特化したイベントで、今回はWWDC25と、その後に参加したAWE USA 2025の2つのイベントについて紹介します。


ZOZOでは、一緒にサービスを作り上げてくれる仲間を募集中です。ご興味のある方は、以下のリンクからぜひご応募ください。

hrmos.co

corp.zozo.com

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