【イベントレポート】After iOSDC Japan 2023を開催しました!

After iOSDC Japan 2023

はじめに

こんにちは。DevRelブロックの@wirohaです。9月11日にAfter iOSDC Japan 2023を開催しました。9月1日〜3日に開催されたiOSDC Japan 2023の協賛企業であるLINE株式会社、PayPay株式会社、株式会社ZOZO、ヤフー株式会社の4社合同での振り返りイベントです。

登壇内容まとめ

4社の社員による発表の後、パネルディスカッションを行いました!

コンテンツ 登壇者
風レーダーを支える技術 冨田 悠斗 / ヤフー株式会社
15分でお伝え!iOSDC Japan 2023におけるZOZOの取り組み 加藤 祥真 / 株式会社ZOZO
パフォーマンスモニタリングの取り組み かしはら / PayPay株式会社
LINEアプリのサポートバージョンの考え方 富家 将己 / LINE株式会社
Q&A & パネルディスカッション giginet, 長谷川 健, 中岡 黎, Shota Kashihara

当日の発表はYouTubeのアーカイブでご覧ください。

www.youtube.com

風レーダーを支える技術

冨田 悠斗 / ヤフー株式会社(撮影:ヤフー株式会社 たなたつさま)

www.docswell.com

冨田さまからは風が視覚的にわかる「風レーダー」を実装するための技術についての発表がされました。風レーダーについては動画がわかりやすいため、ぜひYouTubeのアーカイブをご覧ください。風レーダーはオーバーレイをしている情報が2つあったり、アニメーションをしていたりと複雑な画面でした。その実装にはMetalというグラフィックAPIを使っているそうです。難しそうな印象を持ちやすい部分ですが、意外と簡単に実装ができるそうでコードも含めて紹介していました。風レーダーの描画でのみMetalを使い、計算部分はSwiftで行うことで、低いコストで運用できるようにしているのは良い工夫だと感じました。

15分でお伝え!iOSDC Japan 2023におけるZOZOの取り組み

加藤 祥真 / 株式会社ZOZO

弊社の加藤は初のLTということで、会場からはあたたかい拍手が送られていました。スポンサーブースの取り組みの紹介と、登壇までの流れ・サポート体制を発表しました。現地には10名以上の社員が参加し、ブースに来てくださった皆さまとお話をしました。会場ではMiroを使ってアンケートを行い「Vision Pro買う?」「これ勉強してます!」「みんなと話したいこと」などをお聞きしました。回答の詳細はiOSDC Japan 2023参加レポートブログをぜひ読んでみてください!

CfPのネタだし&ネタレビュー会のドキュメントも一部紹介しました。チームでのレビューやDevRelブロックによるレビューを経て、採択されるようにプロポーザルを改善します。「サポートが手厚い」「自信を持って話せそう」とたくさんの反響をいただきました!

パフォーマンスモニタリングの取り組み

かしはら / PayPay株式会社(撮影:LINE株式会社 佐藤さま)

かしはらさまからは、パフォーマンスの継続的なモニタリングについて発表がありました。ホーム画面のバーコード表示を例として、計測を導入するフローが丁寧に説明されました。実際に取り組む中でFirebase Performance Monitoringでは足りない部分に気付き、Looker Studioを使うようにしたのはリアルな知見だなと思いました。実際に改善したホーム画面のBefore・Afterの比較はとてもわかりやすかったです。

LINEアプリのサポートバージョンの考え方

富家 将己 / LINE株式会社(撮影:LINE株式会社 佐藤さま)

speakerdeck.com

古いOSバージョンをサポートするメリット・デメリットや、対応方法などを整理して発表いただきました。どこまでサポートするかはみなさん悩む問題ですよね。LINEのサポートバージョンと、それぞれのユーザシェアを公開いただけるのは助かります。しかし、LINEは全世界のOSシェアを監視しており、サポート終了のタイミングは遅めなので参考にするのはおすすめしないそうです。日本のリージョンはアップデート率が高いので、自身のサービスのシェアを確認して判断するのが良いとのことでした。

Q&A & パネルディスカッション

質問1. どのセッションが面白かった?

まずは乾杯をしてQ&A & パネルディスカッションがスタートしました。ひとつめの質問は「どのセッションが面白かった?」です。パネリストがフリップを使って紹介していきました。当日見切れなかった分の動画を見返すヒントになりますね。

質問2. オンライン or オフラインどちらで参加した?(撮影:ヤフー株式会社 水田さま)
ふたつめの質問は「オンライン or オフラインどちらで参加した?」です。オンラインではセッションが見やすく、子育てをしながらでも見られるのが助かるという意見がありました。

質問3. イベントの企画で楽しかったこと
「イベントの企画で楽しかったこと」は3名から「LTのペンライト」という意見が出ており、とても好評でした。今回の新しい取り組みでインパクトがありましたね。「ご飯」「スポンサーブース」もあげられていました。ZOZOのブースでARメイクを試して楽しかった、ノベルティの手鏡が家族に喜ばれた、と言っていただきとても光栄です!

質問4. 自社の取り組み(撮影:ヤフー株式会社 水田さま)
「自社の取り組み」としてはCfPをたくさん出す、CfPレビュー、協賛、スポンサーセッションなどがあげられました。各人はじめての挑戦も見られ、カンファレンスはとても良い機会だなと感じました。最後にiOSDC Japan 2024への抱負を語り、パネルディスカッションは終了しました。パネルディスカッションの後、オフライン会場では交流会も行いました。

最後に

オフライン・オンラインともに多くのご参加ありがとうございました。iOSDC Japan 2023の余韻を楽しみつつ、新しい知見も学べる場となったのではないでしょうか。今後もiOSに関するイベントを開催していきますのでご期待ください!

ZOZOでは一緒にサービスを作り上げてくれるiOSエンジニアを募集中です。ご興味のある方は以下のリンクからぜひご応募ください。

corp.zozo.com

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