はじめに
こんにちは。DevRelブロックの@wirohaです。6月1日にRecap: Google I/O 2023を開催しました。Google I/O 2023で発表されたAndroidのセッションを振り返るイベントです。LINE株式会社、株式会社ZOZO、ヤフー株式会社の3社合同でオフラインとオンラインのハイブリッドで開催しました。
登壇内容まとめ
3社の社員によるLTとパネルディスカッションを行い、その後オフライン会場では交流会を行いました。
コンテンツ | 登壇者 |
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Introduction of new in Kotlin for Android | 菅野 祐馬 / ヤフー |
How does the Relay connect Android app development and Design? | 堀江 亮介 / ZOZO |
Android 14’s predictive back gesture | 千北 一期 / LINE |
Jetpack Compose Debugging to fix performance problems | 谷川 悠 / ヤフー |
Panel Discussion | 森 洋之 / ヤフー 玉木 英嗣 / LINE 堀江 亮介 / ZOZO 鈴木 航 / ヤフー |
当日の発表をYouTubeで公開しましたのでぜひご覧ください。
Introduction of new in Kotlin for Android
菅野さまからはKotlinに関するニュースを紹介いただきました。中でもKotlinがbuild scriptのデフォルト言語になったこと、kaptからKSPへ移行が推奨されていることは重要なトピックだと思いました。Kotlin 2.0 Compilerでのパフォーマンス改善は実際に試してみたいところですね。
How does the Relay connect Android app development and Design?
弊社の堀江からはRelayを使ってFigmaからComposableを生成する話が発表されました。とても便利そうです。UIに更新があった場合や、Figmaで複数のVariantを扱う場合、クリックなどのインタラクションも対応されていました。Relayは現在α版だそうで今後に期待が高まります!
Android 14’s predictive back gesture
千北さまからはpredictive back(予測型「戻る」)の発表がされました。predictive backを使うと画面が少しずつスケールしてアニメーションしながら遷移するため、ユーザはジェスチャー後の移動先を理解しやすくなります。
API level 33で非推奨となったOnBackPressed
を新しいAPIに置き換える必要はありますが、Activityごとに部分的な導入もできるそうで試してみてはいかがでしょうか?
Jetpack Compose Debugging to fix performance problems
谷川さまからはJetpack Composeのデバッグについて発表いただきました。Android Studio Hedgehog以降、Recomposition Stateを確認できるようになりデバッグがしやすくなったそうです。Layout Inspectorを使うとComposableが再描画された回数、スキップされた回数をデバッグできていました。改善の前後のデモが非常にわかりやすかったです。
Panel Discussion
パネルディスカッションは事前にmiroでまとめた資料を基に進行しました。本日司会を務めた鈴木さまは現地参加ができたとのことで、写真や動画を共有いただきました。現地に行きたくなりますね!
印象的だった発表や今後期待することはみなさま会話型AIのStudio Botをあげており大人気でした。まだ日本では使えないため、対応が待ち遠しいです。
面白かったセッションや試したい機能はFlutter、Large Screen、開発ツール、アクセシビリティなどさまざまな話題があがりました。もう一度Google I/Oのページを見て気になるセッションをチェックしてみようと思いました。
最後に
登壇者のみなさま、発表ありがとうございました。新しいニュースでワクワクする時間を過ごせました。お越しくださった皆さま、オンラインで視聴してくださった皆さまもありがとうございました!
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