こんにちは、フロントエンドエンジニアの茨木です。
VASILYでは通期でエンジニアインターンを募集しており、厳しい選考を突破した学生をインターン生として受け入れています。中にはインターン後選考に進んで内定を獲得するケースもあります。フロントエンドチームでも3月に来たT君が短期インターンを経てめでたく内定しました。本記事では、彼の事例をご紹介したいと思います。サマーインターンを考えている方々の参考になれば幸いです。
学生について
T君は電気系の学科で勉強している大学4年生です。フロントエンドの経験はインターン直前までほとんど無かったそうですが、独学で弊社のフロントエンドインターン課題を突破してきました。この課題はテーマに沿ってサービスを開発するものですが、要件を満たすだけでなく開発効率化やスクレイピングへのチャレンジを行っていたのが印象的でした。
課題
T君には短期インターンの課題として、弊社が運営するIQONのAMP対応に取り組んでもらいました。AMPはGoogleなどが推進しているモバイルページ高速化の仕組みで、AMP対応により検索エンジンから来るユーザーのユーザビリティが向上します。AMP対応ではガイドラインに沿った専用ページを新たに作成する必要があります。IQONには多くのコンテンツがありますが、T君には店舗ページ・コーディネートページのAMP対応をやってもらいました。
日程
今回は以下のような日程でインターンに取り組んでもらいました。
1日目
アカウント準備や開発環境の構築を済ませてから、肩慣らしで簡単な改修に取り組んでもらいました。弊社のフロントエンドインターンは初日デプロイがしきたりになっていますが、彼も無事に初日デプロイを成し遂げました。
2日目
2日目からは店舗ページのAMP対応に取り組んでもらいました。AMPページには通常ページと同じコンテンツを掲載する必要があるので、Google Mapsの地図もAMPページに掲載する必要があります。Google MapsをAMPページに埋め込むケースは初めてだったので、まず導入方法を調査してもらいました。AMP関係の公式ドキュメントはほとんど英語なのですが、彼は問題なく読みこなしていました。
3〜5日目
調査が無事完了したので実装に取り掛かってもらいました。実装完了後にはプルリクエストを出してもらい、コードレビューを行いました。チームでの開発経験が少なかった彼は20件程の指摘にやや驚いていましたが、全てしっかり対応してくれました。コードレビュー完了後はデザイナーやディレクターにも確認してもらう必要があるので、その確認依頼も彼にやってもらいました。確認完了後にデプロイ作業を行い、めでたく店舗ページのAMP対応が完了しました。
6〜8日目
店舗ページのAMP対応が早めに完了したので、コーディネートページのAMP対応をやってもらいました。
9〜10日目
VASILYのインターンでは最終日に役員に向けた成果発表があります。9日目からはそれに向けて資料作成や練習をしてもらいました。学生ではなかなか経験しない発表準備に苦労している部分もありましたが、エンジニアではない役員もいる中で全員にしっかり伝わる発表ができました。
成果
店舗ページ、コーディネートページのAMP対応が完了しました。通常のスマートフォン用ページと比べても遜色のない出来になっており、既存の使い勝手を損なうことなく検索エンジンから来るユーザーのユーザビリティを改善しました。
本人の感想
10日間のインターンはとても楽しくあっという間に過ぎていきました。
今回の課題であったAMPページの実装は、比較的新しく、これからより機能が充実して普及していく技術だと思うのでとてもいい経験になりました。
社員の皆さんはとても陽気で仕事熱心だったので、私も楽しく全力で仕事に取り組むことができました。
今回メンターをして頂いた茨木さんは、私をとても丁寧にサポートしてくださり感謝してもしきれません。
この10日間のインターンの経験を活かして、エンジニアとしてより一層精進し、茨木さんを超えて一流のエンジニアになりたいです!
まとめ
VASILYのインターンの特徴は社員と同様のタスクに取り組んでもらい、リリースまで責任をもってやりきってもらうことです。これは生半可なことではないので、メンターも気を引き締めてしっかりサポートしています。
もうすぐ本格的に夏が到来しますが、VASILYではサマーインターンを募集しています。やりがいや学びが多いチャレンジングなインターンであること間違いなしですので、我こそはという情熱のある学生のご応募をお待ちしております!