はじめに
こんにちは、ZOZOMO店舗在庫取り置きというサービスの開発を担当している、ZOZOMO部OMOブロックの木目沢です。
2024年4月17日から19日の3日間にかけて東京ビッグサイトで「ファッション ワールド 東京 2024 春」が開催され、このイベントにZOZOが出展しました。
ZOZOの出展ブースでは、私が開発を担当している店舗在庫取り置きやFAANS、Fulfillment by ZOZOの3サービスが展示されました。
展示にあたっては各サービスのビジネスチームのメンバーが中心となり、準備から出展までを行いました。私たち開発チームからも数名が参加し、ビジネスチームと共に出展ブースにて多くの来場者の方々とお話しさせていただきました。
この記事では、前半で「ファッションワールド東京 2024春」の概要とZOZOの展示ブースの様子を紹介し、後半では開発チームがビジネスチームとともに活動する理由について述べます。
目次
ファッションワールド東京とは
ファッションワールド東京は、毎年春と秋にRX Japanが主催するアパレル向けの展示会です。最新のサステナブルファッション、アパレル、生地、素材、ファッションDXを扱う企業が出展しています。今年の春は2024年4月17日から19日の3日間で、世界25カ国、800社が出展し、22910名が来場しました。当日の様子は公式サイトでも公開されていましたので、ご参考までに紹介しておきます。
ZOZOが出展しました
ZOZOの出展ブースでは、店舗在庫取り置きやFAANS、Fulfillment by ZOZOのZOZOMO関連のサービスが展示されました。展示ブースには各サービスをご利用いただいているブランド様、サービスに興味を持たれているブランド様にもご来場いただき、サービスについて案内いたしました。
ブース内では定期的に各サービスをより良くご利用いただくためのミニセミナーを開催しました。各回とも大変好評で、多くの方々にご来場いただき、サービスのアピールをさせていただく機会となりました。
以下、ブース内に設置されていた各サービスの概要を説明するパネルと、各サービスに関連するテックブログの参考記事をご案内します。
店舗在庫取り置き
- AWSで実践するカオスエンジニアリング 〜ZOZOMOでの取り組み〜
- ZOZOMO開発チームのユニットテスト戦略とテスト駆動開発
- DynamoDBによるOutboxパターンとCDCを用いたCQRSアーキテクチャの実装〜ZOZOMOでの取り組み
- Chatworkさんと合同でCQRS Meetup【Chatwork × ZOZO】を開催しました #cqrsmeetup
Fulfillment by ZOZO
- AWS CDKで構築するイベント駆動型アーキテクチャの実装戦略
- FBZにおけるサーバーレス監視で実施したアラート通知の最適化
- マルチAZ化から学んだ無停止でインフラを変更するために考慮すべき3点
- 物流支援サービスを支えるAWSサーバーレスアーキテクチャ戦略
FAANS
- 新規サービス「FAANS」における、立ち上げからReact+TypeScriptのSPA開発を2年間運用した際に取り組んだ組織的・技術的な課題
- Kubernetesネイティブなワークフローエンジンとは!FAANSでArgo Workflowsを導入した話
- FAANSにおけるCloud RunからGKE Autopilotへのリプレイス事例
- Storybook × MSW × Chromaticを使ったUIの影響範囲を自動検知するための取り組み
開発メンバーも参加しました
今回の展示はビジネスチームが中心となり、出展準備を進めていきました。開発チームも運営に参加し、ご来場いただいた方々にサービスの内容や必要に応じて技術的な背景なども説明いたしました。
ファッションワールド東京のような展示会に出展し、多くの企業の方々にサービスをアピールすることは良いビジネス機会となります。また、既にサービスをご利用いただいているブランド様やサービスに興味のある企業の方々に直接お話しする機会の少ない開発チームのメンバーにとっては、ご意見やご感想を直接お伺いできるチャンスでもあります。
また、今回のようにビジネスチームと開発チームと共に活動することは、プロダクトにとっても必要なことです。以下はこの点についてご紹介したいと思います。
開発チームがビジネスチームと共に自事(※)をする意味
私たち開発チームはただサービスを作って終わりではなく、常に価値のあるソフトウェアを継続的に提供し、事業を成長させていくために活動しています。そのためには、ビジネスチームと常に一緒に自事(※)をし、状況の変化に合わせて開発を進めていく必要があります。
私たちは状況の変化に合わせて開発を続けていくために「アジャイル」であることを重要視しています。この考え方をまとめたアジャイルソフトウェア開発宣言では、以下のように紹介されています。
私たちは、ソフトウェア開発の実践 あるいは実践を手助けをする活動を通じて、 よりよい開発方法を見つけだそうとしている。 この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。 プロセスやツールよりも個人と対話を、 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、 契約交渉よりも顧客との協調を、 計画に従うことよりも変化への対応を、 価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを 認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。 (この宣言は、この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に自由にコピーしてよい。)
まさに今回の展示会への参加は「顧客との協調」「個人と対話」を重視した結果とも言えます。さらに、このソフトウェア開発宣言には「アジャイルソフトウェアの12の原則」というページがあることはご存知でしょうか。そこには、アジャイルソフトウェア開発宣言にある「価値」に対応する「12の原則」が解説されています。
そのうちの1つに以下のような原則が示されています。
ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して 日々一緒に働かなければなりません。
顧客との協調していくことや状況によって変化していくことに対応するため、常にビジネス側と共に仕事をしていく必要があるということです。私たちもこの点について日々意識して活動しており、今回の展示への参加もその一環となります。
※ ZOZOでは仕事のことを自事と呼んでいます。「スタッフ一人ひとりが他人のことも自分のこととして考える」という意味と、「仕事=仕えること」ではなく「自事=自然なこと」だという意味が込められています。
おわりに
本記事では、「ファッションワールド東京 2024春」への出展の紹介と、開発チームがビジネスチームと共に自事をする意味を紹介しました。
今回の展示では私自身も開発メンバーとして3日間参加し、ご来場いただいた多くの方々にサービスを案内いたしました。また、サービスをご利用いただいているブランド様ともお話させていただく機会もありました。サービスについて高い評価をいただくこともあり、立ちっぱなしの3日間は大変疲れましたが、このようなお話をいただき疲れも吹き飛びました。
今後もビジネスチームと共に価値を提供し続けていきたいと考えています。
ZOZOでは、一緒にサービスを作り上げてくれる方を募集中です。ご興味のある方は、以下のリンクからぜひご応募ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!