【イベントレポート】AWSコスト削減事例祭りを開催しました【Autify x ZOZO x dip】

タイトル

はじめまして。ZOZO DevRelブロックの@wirohaです。2月1日に入社し技術広報などを担当していくことなりました。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

はじめに

2/22にAWSコスト削減事例祭りをAutifyさん、dipさんと共催しました。AWSを活用する3社が集まりAWSコスト削減についての事例を発表するオンラインイベントです。皆さまの関心が高いテーマのようで、約400名ものお申込をいただきました!

申込人数

zozotech-inc.connpass.com

素敵な配信会場はAutifyさんにご提供いただきました。ありがとうございました。

モデレータはZOZOの笹沢とdipの石川さん

※登壇者及び運営者は感染症予防をした上で、登壇時のみマスクを着用せずお話ししています

登壇内容まとめ

各社から合わせて次の4名が登壇しました。

  • 塵も積もれば山となるコスト削減の話(Autify 松浦)
  • WEARのEKSコストを救いたい(ZOZO 小林)
  • AWSコスト分析を利用したコスト最適化(dip ジョンフンモ)
  • プロダクト間のデータ連携をイベント駆動で作り直した話(dip 藤中)

当日の発表はYouTubeのアーカイブでご覧下さい。

www.youtube.com

塵も積もれば山となるコスト削減の話

トップバッターのAutify 松浦さん

speakerdeck.com

YouTube 2:54〜
Autifyの松浦さんからは、AWSコストが急増した中で行った見直しの話がされました。スプレッドシートを作ってサービスとリージョンごとに1つ1つ優先順位をつけて改善策を検討していったそうで、地道な努力を感じました。トラフィックの削減、S3 Intelligent-Tieringの有効化、CloudWatchに送るログの精査などによってコストが劇的に減ったとのことでした。着手中の削減施策については質問も活発に行われました。

WEARのEKSコストを救いたい

2人目は弊社ZOZOの小林

speakerdeck.com

YouTube 24:18〜
ZOZOの小林からは、EKSコストが10倍になったという驚きの話がありました。Fargate specのoptimize、Fargate実行時間の削減を実施し、またEKS on FargateからEKS on EC2への移行は検証中とのことです。EC2(EKS)への移行はAutify松浦さんも着手中として同じ話をされており、結果が気になりますね。

AWSコスト分析を利用したコスト最適化

3人目はdip ジョンフンモさん

speakerdeck.com

YouTube 49:26〜
dipのジョンフンモさんからはAWS Compute Optimizerを用いた最適化の発表がされました。AWS Compute Optimizerはリソースの最適なタイプを推奨するだけでなく、リスクも合わせて見積もってくれるのが便利だと感じました。バイトル、バイトルPROなど複数のサービスで段階的に最適化を行い、年間料金の約10%の削減に成功したそうです。

プロダクト間のデータ連携をイベント駆動で作り直した話

最後はdip 藤中さん

speakerdeck.com

YouTube 59:45〜
dipの藤中さんからは、コボットとバイトルという2つのプロダクトのデータ連携の発表がされました。データベースからAPIによってデータを取得するシステムから、AWS Lambdaを使ったイベント駆動のシステムに作り直すことでインフラコストを10分の1にでき、タイムラグがなくなったそうです。LambdaのCI/CD環境設計に手間取るなど、大変だったことも聞けるのは実例のありがたい点でした。

最後に

登壇者の皆さまはとても緊張されていましたが、無事に終わると笑顔で「次回も開催したい」と盛り上がっていました。それぞれ検証中の内容や今後の展望も発表いただいたので、結果が出る頃にまた開催できればと思います!

ご登壇いただいた皆さま、ありがとうございました

ZOZOではAWSを活用し、一緒にサービスを作り上げてくれる仲間を募集中です。今回発表のあったWEARだけでなくZOZOTOWN、オープンポジションでもSREエンジニアを募集しておりますので、ご興味のある方は以下のリンクからぜひご応募ください。

corp.zozo.com

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